Z0位置とは、Z軸のゼロ位置という意味合いで、次に造形されるレイヤーと造形プレートの位置関係を指します。
造形プレートと樹脂トレイ(または造形シート)が接する部分で、Z0位置から造形を開始します。
Z0位置が開きすぎていると、気泡や脱落など造形不良の原因となります。
造形前に、毎回 Z0位置を確認することをお薦めします。
造形プレートと樹脂トレイが、軽く触れる程度の間隔が最適です。
(ぎりぎり紙1枚が通る程度の間隔)
Flash75の場合、トレイを交換した際には、必ずZ0位置の調整を行って下さい。
Flash75では、制御ソフトからZ0位置の調整ができます。
M3DSシリーズの場合は、ネジで調節します。
上図は、M3DS-200 の造形シートを下から見た図です。
造形シートと造形プレートの間隔が離れすぎているため、塗布された樹脂に気泡が入ってしまった悪い例です。
気泡が入らないように、Z0位置を調整して下さい。
また、ヘッドを下げすぎてコータとぶつからないように注意して下さい。