Flash75は、制御ソフト”Flash75.exe”を使用して操作します。
パラメータ設定
プロジェクタの光を照射する、時間の長さを設定します。
上図(デフォルト値)を例にすると、「運転 1」では1層目から3層目までレイヤー毎に 90秒間 プロジェクタの光が照射され、4層目以降は「基本照射」でレイヤー毎に 25秒間 照射されるように設定されています。
「運転 1」のチェックボックスを OFF にすると、すべてのレイヤーが「基本照射」で設定された 25秒で照射されるようになります。
対象項目をクリックした後、テンキーで任意の秒数を入力して下さい。
・設定項目の詳細
(チェックボックス):
使用する照射時間の設定を切り換えます。設定は、5つ作成できます。
開始層:
照射時間を適用する、最初のレイヤー番号を入力します。
終了層:
照射時間を適用する、最後のレイヤー番号を入力します。
照射(秒):
照射時間の長さを入力します。
基本照射:
開始層・終了層で指定しなかった、すべてのレイヤーに適用される照射時間です。
一時停止設定
指定したレイヤー(層)で造形作業を一時停止することができます。
画面青色の部分をクリックした後、テンキーで任意のレイヤー数を入力して下さい。
設定を削除したい場合は、キーボードの”Delete”キーで削除できます。
この機能の用途は、例えば”100”と設定した場合、100層目で造形が自動的に停止します。その後、樹脂の変更や照射時間の変更、造形の状態を確認するなどの作業が出来ます。
再開する場合は、メイン画面の”再開”ボタンをクリックして下さい。
造形対象フォルダ
ボタンをクリックして、造形を行うデータが保存されているフォルダを選択して下さい。
ミッツの3Dプリンタ(光造型機) Flash75 で造形を行う場合、3D CADや3Dモデリングソフトで作成したデータにスライスという処理を行い、3Dデータを高さ方向に輪切りにして大量のレイヤー画像に変換したスライスデータが必要になります。
スライスデータの作成には、付属のCreationWorkshop というソフトを使用します。
□ 画像情報
レイヤNo.
現在造形しているレイヤーの番号とファイル名を表示します。
スライス厚
CreationWorkshop でスライスデータを作成する際に指定した、積層ピッチ(一層の厚さ)と同じ値を入力して下さい。
異なる値を入力すると、造形物のサイズが正しくなりません。
照射時間
”パラメータ設定”で設定された、現レイヤーの照射時間を表示します。
□ 現在の状態
現レイヤ
”造形対象フォルダ”で読み込んだスライスデータの総レイヤー数と、現在造形中のレイヤー番号を表示します。
次回停止レイヤ
一時停止設定を使用している場合、次に停止するレイヤの番号を表示します。
現造形高さ
現在までに造形が完了した造形物の高さを表示します。(単位: mm)
現在時刻
現在の時刻を表示します。
開始時刻
造形を開始した時刻を表示します。
経過時間
造形を開始してから現在まで経過した時間を表示します。
終了時間
造形が終了する予定時間を表示します。
残り時間
造形が終了する残り時間を表示します。
□ 造形物情報
”calc”ボタンをクリックすると、これから造形する造形物の体積と使用樹脂量が表示されます。現在読み込まれているデータに対して計算が行われます。
計算結果は、推定される数値です。実際の使用量とは異なる場合があります。
造形物情報の計算には少し時間がかかります。プログレスバーが表示され、計算のキャンセルも可能です。
体積(cm3)
造形物の体積を表示します。
使用樹脂量(g)
造形に使用する、おおよその樹脂量を表示します。
表示されるのは、造形物のみに対する樹脂量です。
造形作業には、ある程度 樹脂トレイが満たされていなければならないため、余分の樹脂が必要となります。
(200ml 程度)
造形を一時停止します。
一時停止中に手操作画面を開き、ヘッドを操作することが可能です。
手操作画面を開きます。
手操作画面の詳細については、下記リンクを参照して下さい。
Flash75 ヘッドおよび造形プレートの制御について
ソフトを終了します。
関連リンク:
CreationWorkshopについて
Flash75 ヘッドおよび造形プレートの制御について